COLUMN

事例のご紹介:バーチャルギャラリーサービス「ギャラリスト3D」のSOLOプランを、写真家 SERATO / 晴來斗 様の個展にご利用いただいています。
数々の写真作品、ぜひご覧ください。

ギャラリーURL
https://sv72.3d-gallery.net/?uid=KmXy7kQiOANOcB
-Where the Quiet Things Begin-
三ヶ月にわたり Silence – X-ray – Axisを静かに見守ってくださり、ありがとうございました。
このシリーズのリールはすべて「同じ場所を15秒だけ見つめる」という形でつくりました。
速い刺激に満ちた今の世界では、脳は次々と新しい光を求め、ゆっくり変わる美しさや小さな揺らぎを受け取る力が削られていくと言われています。
だからこそ、あえて15秒動かない画角にしました。
わずかな光の変化に気づき、心と身体がもう一度ひらくための小さな余白を取り戻してほしかったからです。
心がかたくなると呼吸は浅くなり、身体が緩むと心も軽くなる。どちらかがひらけば、もう一方もそっとついてくる。それは人が本来持つ静かなリズムだと思います。
余白があると、ひとは自然に整い、自分をやさしく扱えるようになります。
その延長線上で、大切な人を深く愛せるようになる。その流れを信じています。
今回の作品は、三年間で撮りためた光景を静けさの軸として組み直したものです。
わたしの根には、いつも孤独があります。
それは閉じるための場所ではなく、外のざわめきから離れて輪郭が整う、静かな休息のようなものです。
澄んだ朝の空気のような日もあれば、深呼吸が必要な日もある。揺らぎは、人として自然なリズムだと感じています。
透けて見える世界の中で、好きなものは好きと、大切なものは大切と伝えたい。正直さの延長に、三ヶ月の旅がありました。
Hidden Axisは、内側にあるまだ言語化されていない感覚を共有するため、VRという開かれた場所を選びました。現実の距離に左右されず、静けさだけが素直に届くと思ったからです。
ここから先の静けさは、あなた自身の感覚に委ねます。わたしは、その先へ続く扉のそばに、光を置いておきます。
晴來斗
~ギャラリスト3D展示概要より抜粋~
晴來斗 様には以前よりギャラリスト3Dをご利用いただいており、今回も比較的新しいギャラリーデザインで非常にバランスよく作品展示されています。
写真作品の数々、ぜひご覧ください。