COLUMN

「もし、明日この会場が使えなくなったら?」 イベントの責任者なら、一度は背筋が凍るような想像をしたことがあるはずです。
天災、予期せぬ事故、あるいは急激な社会情勢の変化。 膨大な予算と数千時間の労力を投じたプロジェクトが、一瞬にして「白紙」になるリスク。今回は、そんな絶望的な状況を「組織の資産」へと変える、逆転の危機管理術についてお話しします。
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イベントが中止になった際、最も痛手なのはキャンセル料や設営費の損失だけではありません。
責任者が恐れるべきは、金銭的な損失以上に、これらの「目に見えない資産の消失」です。
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危機管理に強いリーダーは、トラブルが起きてから慌ててオンライン化を検討しません。彼らは最初から、リアル展示の「保険」としてではなく、「展示会の価値を最大化するブースター」としてデジタルアーカイブを併設しています。
「万が一、会場に来られない人がいても、デジタルで体験を保証する」 「万が一、リアル開催が中止になっても、24時間以内にデジタルへ完全移行する」
この二段構えこそが、今の時代に求められる「止まらないイベント運営」のスタンダードです。
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リアルな展示会は、撤収作業が始まった瞬間に消えてしまいます。しかし、Gallerist3Dで構築した会場は、エクスポートして自社サーバーやHDDに保管することが可能です。
「あの時の、あの展示が今の成功の原点だった」 5年後、10年後にも、URL一つで当時の熱気を再現できる。
これは、リスクヘッジという枠を超え、組織の歴史(アーカイブ)を積み上げるという、最高レベルの資産管理なのです。
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不測の事態を「想定内」に変えるために、イベント責任者が確認しておくべき5つの項目です。
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日立グループ様が、一社員のアイデアから3Dギャラリーを全社的なコミュニケーションインフラへと昇華させたのは、単に「面白いから」だけではありません。
そこには、「場所や時間に縛られず、常に活動を可視化し続ける」という、究極のリスク管理と信頼構築があったからです。
責任者の仕事は、トラブルを予言することではありません。 どんなトラブルが起きても、関わる人たちの「努力の結果」を守り抜く仕組みを持っておくことです。
「もしも」の時の備えが、実は「いつも」の活動を一番強く、豊かにする。 私たちは、そんなリーダーの挑戦を支えるための「確かな盾」でありたいと考えています。
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本コラムの内容を、組織の「災害時対応マニュアル」や「DX推進資料」として共有したい方へ。 『イベント中止リスクを資産に変える、デジタル移行ガイド』を無料で配布しています。
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