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ギャラリスト3Dに、リアルタイム参加者表示を追加しました。
同じギャラリーを訪れている人を、展示空間の中に表示する機能です。
さらに、その人がどの作品を見ているのかもリアルタイムに分かります。

「オンライン展示に人を表示する」というだけなら、それほど難しそうには聞こえないかもしれません。
実際には、オンライン展示として自然に使えるものにするために、いくつか考えることがありました。

今回は、ギャラリスト3Dがどのようにこの機能を作ったのかを紹介します。


モブをそのまま「参加者」にする

ギャラリスト3Dには以前から、展示空間を歩く「モブ」がいました。
展示を見る人がいないときでも空間の中にいる、背景のような存在です。
作品鑑賞の邪魔にならないよう、色やデザインも控えめにしています。

今回の機能では、このモブの仕組みを利用しました。
ただの背景だったモブを、実際にギャラリーを訪れているユーザーの表示に変えています。

見た目を大きく変えたわけではありません。

むしろ、作品を見るための空間であることを優先して、これまでの控えめなデザインをそのまま活かしました。


なぜ目立たないのか

リアルタイム参加者を見せるなら、もっと目立つアバターにする方法もあります。
名前を大きく表示したり、派手なキャラクターにしたりすれば、「人がいる」ことはすぐに分かります。

でも、ギャラリスト3Dは人を見るためのサービスではありません。
作品を見るためのギャラリーです。

参加者がいることは分かる。
でも、作品よりも参加者のほうが目立ってはいけない。

そのバランスを考えて、モブの控えめな表現をそのまま採用しました。
一見すると地味ですが、展示を見るという目的には、このくらいがちょうどいいと考えています。


ログインではなく、ニックネームだけ

もう一つ考えたのが、参加するときの方法です。

リアルタイムでユーザーを表示するなら、ログインを必須にしてユーザーを識別する方法もあります。
ただ、展示を見るだけの人にアカウント登録を求める必要があるでしょうか。
ギャラリスト3Dでは、そこまでしなくてもいいと考えました。

参加するときにニックネームを入力するだけ。
それだけで展示空間に参加できます。

オンライン展示を見に来た人が、そこで登録作業を始めるのではなく、すぐに作品を見ることができることを優先しています。


誰がどこにいるのか分かる

リアルタイム参加者表示では、同じギャラリーを訪れている人が表示されます。
そして、単に「何人いる」という情報だけではありません。

参加者がどの作品を見ているのかも分かります。
自分が作品を見ているとき、別の参加者が少し離れた場所で別の作品を見ている。
その様子を見ることで、自分では気づかなかった作品に目が向くこともあります。

実際の展示会場で、ほかの人が立ち止まっている作品が気になるのと少し似ています。


オートモードなら、自然に参加者が見える

ギャラリスト3Dには、ギャラリーを自動で見て回るオートモードがあります。
このモードでは、展示空間を自動的に移動しながら作品を見ることができます。

リアルタイム参加者表示と組み合わせると、ほかの参加者がどこにいるのか、どの作品を見ているのかを自然に確認できます。
自分でギャラリーを操作しながら探すだけではなく、展示空間そのものを眺めながら参加者の動きを見ることができます。


マップモードなら、ギャラリー全体を見渡せる

マップモードでは、ギャラリー全体の中で参加者がどこにいるのかを確認できます。
展示室が複数あるギャラリーでも、参加者がどの部屋にいるのかが分かります。

作品を見ている人が集まっている場所を確認したり、別の部屋へ移動している人を見たり。

展示空間全体を俯瞰できるギャラリスト3Dならではの表示方法です。


「同時接続」を数字だけで終わらせない

Webサービスでは、現在何人がアクセスしているかを数字で表示することがあります。
それだけでも同時接続数は分かります。

ギャラリスト3Dでは、その情報を展示空間の中に入れました。
「3人が見ています」と数字で知らせるだけではなく、実際にその3人がどこにいて、何を見ているのかを表示する。

同時接続ユーザーを、展示体験の一部として扱うという考え方です。


オンライン展示だからこそできること

リアルな展示会場では、誰がどの作品を見ているのかを正確に把握することはできません。
ギャラリスト3Dでは、オンライン空間だからこそ、参加者の位置や閲覧している作品をリアルタイムに反映できます。

それを利用して、オンライン展示を「作品を並べておくだけの場所」にしない。
同じ時間に訪れている人も含めて、展示空間そのものを楽しめるようにする。
今回のリアルタイム参加者表示は、そのための機能です。


実際のギャラリーで体験できます

ここで紹介した仕組みは、実際のギャラリスト3Dで体験できます。
ログインは必要ありません。
ニックネームを入力するだけで参加できます。

タイミングによってはほかの参加者がいないこともありますが、誰かと同じギャラリーを開けば、リアルタイムで相手の存在や見ている作品を確認できます。

実際に触ってみると、「同時接続ユーザーを表示する」という言葉だけでは伝わりにくい感覚が分かると思います。

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